声を綺麗に録音しよう第一章 -マイク編-
初めに断っておきますが、ここに掲載する内容が全て正しいとは限りません。出来る限り正確な情報を掲載するよう努めますが、予めご了承下さい。
このコンテンツを立ち上げた理由
当サイトで行っているコラボレーションイベント[MIXSenses]で、以前Vocalの募集を行いました。その時受け取ったファイルの多くは音質が悪く 、せっかく素質があるのに録音の段階で[損をしてる][ダメにしてる]人が思ったより多いと感じたことが第一です。
また、ネットの普及に伴い、大勢の方がボイスドラマ、ボイスブログ、ネット声優などで活動をしています。みなさん当然声を録音するわけですが、せっかく録音して公開するなら、[ノイズが多く汚い声]より[ノイズが少なく綺麗で艶のある声]で録音したいですよね。
いくら歌の技術や発声の基礎、声量などがあっても、録音の段階で失敗するとあとで補正するにも限界があります。そうならないように[出来るだけ安く]そして[それなりに使える]そんな商品を、このコンテンツでオススメとしてご紹介しようと思っています。
直接音楽とは関係ないこのコンテンツですが、当サイトの素材はおかげさまで大勢のネット声優さんにもご利用いただいています。少しでもそんな方たちの力になれれば幸いです。
-第一章マイク編-
この章は、まだマイクを持っていない、または現在持っているマイクに満足出来ず、買い替えを検討してる人向けです。既にマイクを持っていて、そのマイクに満足してる人は第二章をご覧下さい。
まず、録音するには当然マイクがないとお話になりません。実はヘッドホンでも代用出来たりしますが音質的にはNG。ここを見ているのは若い方も大勢いるでしょうし、お金もあまり無いかもしれません。しかし趣味や遊びでやるにしても、どうせやるならやはりそれなりのモノを買った方が、後々後悔も少ないと思います。
家電量販店に置いてあるような、安いマイクはあまりオススメできません。
マイクには大雑把に分けると2種類あります。
- ダイナミック型マイク。
- コンデンサ型マイク。
すぐにみなさんが想像できる、典型的な形のマイクはダイナミックマイクがほとんどです。ダイナミックとコンデンサ、値段もそれぞれピンキリなのですが、単純にクリアな音を録りたい場合はコンデンサマイクをオススメします。 ただし、コンデンサマイクはダイナミックマイクと比べるとその性質上、いくつかのデメリットを持ちます。
コンデンサマイクは…
- 電源がないと動かない(48Vファンタム電源が必要/つまりマイクだけでは使えない)
- 振動に弱い(丁寧に扱う必要がある)
- 湿気に弱い(湿気が含まれるとノイズが増加します)
- 値段が高い(マイクによるが、基本的には高価なモノが多い)
以上が挙げられます。コンデンサはダイナミックに比べてとてもデリケートです。
僕はダイナミックもコンデンサも所持していますが、明らかにコンデンサの方が高域を良く拾いますし抜けが良いです。ただし本当に音を拾うので、収録はダイナミック以上に気を遣う必要があります。コンデンサマイクは、専用ハードケースに防湿剤を入れて保管すると良いでしょう。
ここでは安くて使えるならこれだろ!!というマイクをご紹介します。ネット上を徘徊し、その中でも特に安かったお店にリンクを貼っておきますので、興味のある方は画像をクリックして詳細をご覧下さい。マイク購入の参考になれば幸いです。
安くて使えるオススメマイク
どこの音楽スタジオに行っても、必ずあると言える程の業界スタンダードなダイナミックマイクで定番中の定番。僕ももちろん所持しています。新品でも約1万円ちょっとと値段もお手頃で、敷居は高くないと思います。中学生くらいだとちょっと厳しいかもしれませんが、バイトをしてる人なら問題ないでしょう。ただし、レコーディング用途としてはあまり使われることはなく、ステージ用として広く使われている。お金に多少の余裕がある、もしくはもうちょっとだけお金を出しても良い音で録りたい!という方には、迷わず「コンデンサマイク」をオススメします。ただ、このマイクがレコーディングでダメというわけではないです。
オンマイク(マイクに口を近づけること)を前提に作られているので、その分だけ低域をカットしてあります。歌う時や台詞などを録音する時は、なるべくマイクに口を近づけましょう。マイクとの位置が変わると音もかなり変わる為、RECの際にはしっかりとマイクを意識しましょう。5cm程度の距離を保って録ると良いかと思います。
世界中で大ヒットしたコンデンサマイク。ノイズが低いことで有名でボーカルやナレーション、アコースティック楽器などに良いと思います。コンデンサはSM-58等のダイナミックに比べて圧倒的に感度が良いので、周りの音を良く拾ってしまいます。なので、録音環境には気を使った方が良いです。ダイナミックからコンデンサに乗り移る入門マイク第一弾としては価格面から見ても十分かと思います。
前述したようにコンデンサマイクは別途電源(48Vファンタム電源)が必要なこともあり、電源を供給してくれるミキサーやオーディオインターフェースが必要になります。
世界中で大ヒットしたNT2の後継。王道を継承するNT-2Aは指向性、PAD、ローカットを3段階で切り替え可能。ダイヤフラムはRODEの傑作HF1。使いやすさと音質を追求した傑作です。2005年にドイツ、フランクフルトで行われたMusik MesseでMIPAを受賞。世界一のマイクに選ばれました。こちらもファンタム電源が必要です。
コンデンサマイクで録音する時は、ダイナミックの時のようにオンマイクではなく、オフマイクで録りましょう。大体20~30cm程度離して録るのが良いでしょう。
特にコンデンサマイクを使用する際は、吹かれ防止の為にも「ポップガード」の使用を推奨します。ポップガードは通常、マイクスタンドに着けて使用します。左の画像を見てもらえば分かる通り、プロのRec風景でよく見るアレです。吹かれとは、マイクに風や息があたった時に発生する「ボッ」という感じのノイズのことです。聴かせる感じのバラードや静かな歌で、ポップガード無しで録音すると大変なことになる可能性も…また、大きい声量で歌ってると、どうしても唾が出ると思いますが、唾による湿気からも守ってくれるので、コンデンサマイクには必需品です。過信は禁物ですが。
ポップガードの中には金属製で丸洗い出来たりとかで10,000円を超えるものもありますが、この程度で必要十分かと思います。
マイク編 総括
「安くて使える」をテーマに紹介しましたが、もちろん他にも良いマイクは沢山あります。結局マイク選びは、用途によると思います。安物カラオケ用マイクよりも良い音で録れれば良いとか、予算が限られてる学生さんでなるべく安く、なんていう方はSHURE SM58などを。
同人系などで歌や声を提供する機会がそれなりにあり、且つそれなりのクオリティをと考えている方は、コンデンサマイクで良いかと思います。
ただ、SURE SM58などのダイナミックマイクの場合は、ハンドリング(マイクを手に持つ)での使用にも十分耐えますが、コンデンサの場合ハンドリングは難しいです。そうなると、48Vファンタム電源付きのミキサー、またはオーディオインターフェース、更にはマイクスタンド、ポップガード、防湿剤などなど、マイクの他にも用意した方が良いであろうモノがあり、結果的に多くのお金がかかってしまうと思います。
これを読んでる方は、訪問者の傾向からきっと同人の方が多いでしょう。ボイスドラマ、掛け合い、歌、etc。長く活動される場合、または活動の中で多少なりとも有償の仕事があったり、クオリティを重視されたり、社会人で多少お金に余裕のある方は、上に挙げた2005年世界一に認定されたRODE NT2-Aの購入も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。ですが先述の通り、他にも良いマイクは沢山ありますのでご参考までに。

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