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声を綺麗に録音しよう 第三章 -意外と知らない?自宅録音のコツ-

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さて、第一章おすすめのマイク編第二章おすすめのオーディオインターフェイス編はご覧いただけましたか?ご紹介した機材を買ったという報告も受けていますが、値段の割には満足できていたら嬉しいです。もし満足出来なかった場合は申し訳ありません。

ここでは意外と知らないかもしれない?宅録における「録音のコツ」に関する事を書いていきますので「機材の録音や編集に関する操作方法」 「サイトやブログへのアップロード方法」などは割愛させていただきます。

まずは録音環境を見直してみよう

なんと言っても自宅で録音するわけですから、周りの騒音には最大限気を遣わないといけません。特にコンデンサマイクを使う場合、感度が良い為かなり周囲の音も拾いますので、録音環境は特に大事です。

収録場所はそこで大丈夫?

車道に面した家や木造アパートなどは、正直自宅録音には向いていません。車の音や人の足音、話し声などが入ってしまうこともあります。予期せぬ音が入る可能性がある場合には、おとなしく練習スタジオで録音した方が無難です。良いテイクが録れてる最中に赤ちゃんの泣き声などが入った日には、自分も一緒に泣きたくなるでしょう。

エアコン注意

録音時には、エアコンは止めた方が良いでしょう。余程広い部屋ならまだしも、普通は余裕で音が入ってしまいます。特にコンデンサマイク使用時は本当に良く音を拾います。夏場はエアコンが無いと厳しいですけどね…いさぎよく練習スタジオなどでの収録も検討しましょう。

騒音の発生源はなるべくマイクから遠ざける

身近な物ではデスクトップPC本体でしょうか。当然電源が入っていると思いますが、ファンの音が入ってしまう可能性が高いので、PC本体のタワーは隣の部屋など、出来るだけマイクから遠い位置に移動しましょう。ノイズが軽減されます。可能ならグラフィックボードはファンレス、その他のファンも静音ファンに変えておけば更に静かにすることも可能です。この辺は予算と手間との兼ね合いになりますが、できる限りPCの静穏化は頑張りたいところです。

ノートPCの方は余り影響は無いかもしれませんが、ファンが付いているものも多いと思いますので、可能であればやはりマイクから離しておくに越したことはありません。

録音が歌モノの場合、多少のノイズはオケと混ぜちゃえば気にならなくなるので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫です。もちろん無音に近ければ近い程良いのは言うまでもありませんが、必要以上に気にすることもないでしょう。

反響は少ない方が良い

出来るだけ反響の少ないドライな空間で録音することも重要です。変に反響があると録音時には問題ないように思えても、編集の段階で予期せぬ声になっている可能性もあります。意図して狙った場合を除き、なるべく乾いた感じで録れると良いかと思います。エフェクトで後から色々な効果を付加するの簡単ですが、収録してしまった音から自然に何かを取り除くのは難しいです。

反響がきつい場合には、声が壁に当たる位置に吸音材を貼ったり、カーテンに囲まれた空間を作ってその中で録音すると効果は高めです。他にも方法は色々ありますが、面倒な方はやはりスタジオを借りて収録するのが一番手っ取り早いです。

自宅録音環境のまとめ

エアコンとPCと反響。宅録の場合とりあえずこの3点に気をつけて下さい。可能な限り周りの音はカットしましょう。あ、携帯、スマホにも気をつけて!うっかり忘れがちなポイント。着信音やバイブの振動に泣かされないように。

家の電話や玄関のチャイムが鳴ったら諦めて下さい。頻繁に家電が鳴るような環境でしたら、念のためモジュラージャックを抜いた方が安全ですが、もしかしたら重要な電話がかかってくるかもしれませんので難しいところですね。

録音準備に入りましょう

ダイナミックマイク使用時には必要ありませんが、コンデンサマイクを使って録音する場合には、是非ポップガードを使用して下さい。マイク編でも書きましたが、ポップノイズを防ぐためです。試しに手の平を口の前に持っていき、パ行を大きい声で発声してみましょう。「パピプペポ!」結構息がかかると思います。ポップガードはこの息が録音の際マイクにかかるのを軽減してくれます。

マイクの動作確認

まずはマイクの動作確認をしましょう。その際の注意点。案外知らない方も多いかもしれませんが、見たことある人も多いと思いますが、全校集会や宴会場などで見かける、マイクの頭をポンポンと叩く光景。あれは厳禁です。必ず「あ~あ~」などと声を出して確認して下さい。思わぬ機器の破損に繋がる恐れがあります。ライブハウスでやろうものなら、PAさんに怒られてしまいます。

録音レベルの設定

次に録音レベルの設定です。デジタル録音はアナログ録音と違い、クリップ(0dBを超えてしまう)してしまうとそれ以上の音は録音することが出来ません。超えた分の波形は切り捨てられるので、歪みが生じてしまいます。出来るだけ大きい音で録るに越したことはありませんが、そこに気を遣って録音に集中できないようでは本末転倒です。極端に小さくなければ後で音量を上げることは可能なので、歌のピークは-3dB~-6dB程度で全く問題ないです。これより小さくても大丈夫です。

エフェクトの掛け録りはしない方が安全?

録音の際ハードやソフトのコンプなどを使って掛け録りしても良いのですが、意図的に狙ってやる場合を除き、薄めにかけるべきだと思います。闇雲に掛けても良い効果は得られませんし、変な設定をしてしまうと逆効果となってしまう可能性があります。スレッショルド、レシオ、アタック、リリースの意味が分からない方はコンプなどは使用せず、素で録音しましょう。ノイズとピークに気を付ければ問題ないですし、ボーカル物でしたら後はミックスする方がなんとかしてくれることに期待しましょう。

いよいよ録音本番です

準備が整ったらいよいよ録音するわけですが、本番に関しては結局のところ本人の力量次第です。ヴォーカリストでも無い自分が歌のテクニックに関してアドバイスは出来ませんので、ここではメンタル面などについて書いてみようと思います。

周りに誰もいなくても、本番になるとやっぱり緊張したり、変に力が入ったりすると思います。普段慣れない録音は緊張、葛藤、自己嫌悪、反省etc。こんなマイナス面での負のスパイラルの連鎖に陥りやすいと思います。

「なんで上手く録れないの?」「いつもはもっと上手く歌えるのに!」

こればっかりは、場数を踏まないとなかなか思うようにいきません。でも、周りに人はいませんし、録り直しは時間のある限り無限にできます。宅録のメリットは正にここなんです。一日で終わらせる必要もないのですから、変に気負わず休憩を挟みながら気の済むまで録音して下さい。

さて、本番です。ここで大事なのは前述した録音レベル。声はなるべく大きくはっきり発声してレベルを調整しましょう。声を小さく、録音レベルが大きくですとノイズも大きくなってしまいます。台詞、歌の最大音量を実際マイクに向かって発声し、繰り返しになりますが絶対0dBを超えないように注意して下さい。

ダイナミックマイクはオンマイク(マイクに口を近づける)、コンデンサマイクはオフマイク(大体20~30cm程度離して録る)でOKです。あとはマイクの角度でも録音結果は大きく変わってきます。マイクには指向性というのがあります。一般的なマイクは単一指向性というのが多く、正面に対して感度が良いです。単一指向性はカーディオイドとも呼ばれます。単一指向性の場合、マイクの正面に対して発声して下さい。

最低限録音の際に知っておかなければいけないことはこの程度なのかなかと思います。後はボイスドラマなのか、朗読なのか、歌なのか、それぞれジャンル毎に求められるスキルは違ってくると思いますので、言うまでもなく日々の練習が大切ですね。

自宅録音のコツまとめ

録音環境、場所、準備が一通り終わったら、後はひたすら録る!録る!録る!これしかありません。あまり良い言葉ではありませんが、最初の内はどうしたってどこかで妥協は必要になってきます。完璧に録ることなんてまず無理です。ですが、回数を重ねていけば、きっと自分の上達ぶりが分かってくると思いますので、積極的に挑戦してみて下さい!第一章~第三章とここまで長々と書いてきましたが少しでも参考になったなら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

※収録した音声の編集、MIX依頼など、何かありましたらいつでもご相談ください。ご依頼の際は制作依頼からお気軽にご連絡下さい。

第一章 -2018年 安くて使えるおすすめのマイク編-

第二章 -2018年 安くて使えるおすすめのオーディオインターフェイス編-